2014年12月1日月曜日

TOEFL勉強法・戦略⑩(スピーキング(予備校等))

=================
【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般

Ⅳ.出願関連
=================
 


  TOEFLのスピーキング対策について少し補足します。当方がスピーキング対策に通った予備校等は下記です。最終形に行きつくまでに相当迷走しました…。あくまで個人的感想であり、誹謗中傷の意図はありません。

 当方の結論としては、ライティングを主目的にイフ外語学院の4セクションコースに通いつつフォーマットをあらかた固めたら、当該フォーマットをリンガ・エスプレッソなどのネイティブ講師に読み聞きしてもらい、修正。あとはひたすら暗記すればスピーキングセクションの対策としては終了、日頃のリスニングセクションの対策と本番での盗み聞きを頑張りましょう、です。
 当方の使っていたフォーマットについては、「TOEFL勉強法・戦略⑨(スピーキング(回答例)) 」をご参照下さい。
 ただし、後述の通りフィリピン人とのskype英会話は日課にすると追い追い役に立つかもしれません。


 ・ イフ外語学院

 スピーキング対策が主目的ではなく、4セクション1ヵ月のコースに通ってました。前述のとおり、参考にさせてもらったフォーマットもあるのでかなり助けにはなりましたが、発音矯正は全く当方にはフィットせず。以前投稿したように(「TOEFL勉強法・戦略①(TOEFLの振返り・スコアの変遷等) 」参照)むしろ点は下がりました。リーディングセクションはGMATに近い捻り過ぎな問題も見受けられるほか、解説がいまいち腑に落ちない。リスニングに至っては講師がネイティブなので、そもそも解説が聞き取れない(笑) 

 ただし、いずれ投稿しますが(「TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング) 」参照)、ライティングのインディペンデントのフォーマットは最高。これだけで元を取ったと思います。ライティングセクションだけ1ヵ月というコースが無く、1セクションだけ取ろうとすると3ヵ月コースだったと思います。基本的にやるべきことはフォーマットの暗記であり3ヵ月も受ける意義を感じないので、今も変わっていなければ、結局4セクション1ヵ月のコースがベターじゃないでしょうか。


 ・トフルアカデミー

 こちらも4セクションまとめて申し込んでしまいました。以前の投稿のとおり(「TOEFL勉強法・戦略④(リーディング(勉強媒体)) 」、「TOEFL勉強法・戦略⑥(リスニング) 」参照)、内宮先生の教えるリーディング・リスニングは大変役に立ちましたが、スピーキングは当方には微妙でした。基礎英語力が乏しい中でどういうスタイルでしゃべればいいのかも解らないまま、2人1組になって公式問題にトライです。受講者同士で批評させ合うスタイルなので、有益なフィードバックは残念ながらほとんど記憶にありません。当方からもしょぼいコメントしかできず相手の受講生に毎回申し訳ない気持ちでいっぱいになりました(涙) クラスの人数が20人くらいだったのでそういう講義スタイルしかやりようがなかったのかもしれませんが。たまに講師の方が模範解答的なものもしゃべりますが、いやいやフォーマットもなしにそんな流暢に色々しゃべれるわけないでしょう、というのが感想。そもそも、ただスピーキングの点数を上げることを目的にするならこういうトレーニングは効率的ではないというのが当方の最終的な結論です。

 ライティングに至ってはそもそも手で書かせる本番とかけ離れたスタイルだったので、初回の講義を受けた瞬間にやっちまったと感じました(今はさすがにタイピングを導入しているかもしれません。)。IELTSなら手書きなんですが・・・。更に、イフ外語学院に出会ってライティングのインディペンデントは実践的なトレーニングがほぼ不要であると気づかされたほか、インテグレイティッドはWeb TOEFLの教え方が体系立っており(フォーマット、パラフレーズのテクニック、リスニングパートで注意して聞くキーワード等)、より実践的なトレーニングもつめます。

 故に、スピーキング・ライティングの講座は個人的にはあまりお勧めしません。ちなみに両講座の講師は内宮先生ではありません。


 ・レアジョブ (skype)

 激安です。フィリピン人とのskypeでの英会話が基本ですが、頼めばTOEFLタスク1・2の問題も出してくれます。当方の最終形が盗み聞きによる原稿作成・読み上げなので、TOEFLに関してだけ言えば全く効果はありませんでした。そもそも、講師自身がTOEFLを受けたことがないので、フィードバックも、良いと思うよ、程度がほとんど。改善が見込めないので1ヵ月もやらずに辞めました。
 ただし、出願後には面接が待っているので、TOEFL対策というよりは英会話トレーニングとしてこれをずっと続けてればもう少しましな面接もできたかも、と思います。
 実のところ、今になって、レアジョブではないですが、この手の英会話レッスンをやってます。アメリカでは英会話の機会はあっても、当然誰も「今のはこう表現するべきだよ」みたいなフィードバックをくれませんし、ほとんどマンツーマンにはならないので言いたいことを声に出す前に会話が流れてしまうことも。これでは表現の幅があまり広がらないと感じたので(涙)、やばいと思いスタートしました・・・。

 受験当時は、しょせんフィリピン人、ネイティブの英語とは違うから効果が薄い、と侮っていたのですが、実際アメリカに留学してみて思うのは、周囲の学生がいろんな州・いろんな国から来て訛りまくった英語を話してる(特にインド人の英語は非常に聞き取りが厳しい・・・。)。当該状況に鑑みれば、フィリピン人の英語はもはやクラスで話される「英語」のボラティリティの範囲に余裕で収まってるんじゃないかと感じます(笑) インタビューアーにしても、きれいな英語を話すネイティブとは限りません。

 この手のレッスンはレアジョブ以外にも多数存在するので、一番安いところを使えばいいと思います。今お世話になっているフィリピン人講師に、不躾ながら「あなたのところとレアジョブとかほかのところは講師の給料に違いがあるのか」と聞いたところ、全く同じ、他で教えてる友達もけっこういるよ、と言ってました(笑) ちなみにフィリピンの給与水準は日本の10分の1くらいのようで、飛行機に乗るお金はないので、講師たちの多くは海外経験皆無です。比較サイトも多数ありますが、ステルスマーケ・・・値段以外見る必要はないんじゃないでしょうか。アメリカ人などの「ネイティブ講師在籍」をうたっているところもありますが、在籍しててもほとんどレッスンを持つことはないので、あまりネイティブ講師在籍に期待しないで下さい。
 どこを使おうと講師ごとの質のボラティリティが非常に高いので、やるならまずは良い講師を一人探すことから始めましょう。講師がオフィスでやってくれるか講師の自宅でやるのかも地味に重要。フィリピンはインフラが残念なうえに台風が多発するので、特に自宅対応の講師は何言ってるかわからない日や、そもそも不通によりドタキャンされる日がけっこうあります。

 ちょっとした裏技を使えば人気講師もけっこう取れます。ご興味があればメールをください。
 

 ・LINGO L.L.C.
 
  ここは一度無料レッスンを受けただけなのであまり詳しい評価はできません。すくなくとも当該無料レッスンでは、4人来ていた受講生にそれぞれ順番にタスク1を45秒しゃべらせ、ネイティブ講師がホワイトボードに書き取った上で解り易くフィードバックをくれるので、トフルアカデミーよりは効果的かと感じました。しかし、イフ外語学院で覚えたフォーマットをほぼそのまましゃべったら"You are the champion in this class!"とか"Maybe you got fair"とか言われてしまい、チャンプはlimited頻発なんだけどなぁとやや微妙な気分に。立地していた新宿が自宅からやや遠いことや(駅からも遠い・・・)、講師がネイティブで聞きたいことがうまく聞けないと感じたこともあり、結局通いませんでした。盗み聞きや、フォーマット暗記、事前の原稿作成などの小細工に頼らずにぶつかるなら、ここは一度覗いてみる価値があるかもしれません。


 ・リンガ・エスプレッソ (skype)

 TOEFLスピーキング対策という観点では、最終的に日本人講師とネイティブ講師にフォーマットの文章のチェック及びフォーマットの読み上げのチェックをやってもらい、その点非常に有効でした(ただし、講師はTOEFLを受けたことがない場合が多いです。)。当初は実践的な演習をやってもらっていたのですが、前述のとおりそういうのは当方の最終形には不要なのであまり効果はなく。また、同じくskype活用のレアジョブと比べて、ネイティブ講師なだけあって非常にコストが高いです。
 余談ですが、ここの日本人講師は初回のレッスンで「そんなんじゃやばい」「発音矯正からやらないとやばい」と脅してくる傾向があります(受験仲間にもそういう意見がありました。)。やや不快でしたがそういう商法だと割り切って、ご指摘はもっともですがと断りつつTOEFLに特化した対策を依頼。TOEFLスピーキング対策をskypeでできる数少ないスクールなので目を付けたのですが、発音矯正だけならやってくれるところは他にもあるので、発音矯正をやられる場合は要比較検討だと思います。


 ・E4TG

 TOEFLスピーキング対策では特にタスク1・2で非常に有名な予備校です。しかしここ、少なくとも当方のときは、申込みに際して音声を提出させてスクリーニングをかけてました。結果、発音が悪いので出直してこい、お前はまだウェイティングリストにも入れられない、と言われる始末(涙)(受験仲間にも同じ扱いを受けたものが一人おりました。)
 結果的にもはや予備校は必要なかったので構いませんが(TOEFL勉強法・戦略(スピーキング)で述べたとおり、少なくともタスク1・2はダミー問題中に原稿を完全に書き上げられることに気づいたので、この予備校でやらされるようなトレーニングは全く不要となりました)、発音のいい受験生だけ取ってたらそりゃ実績も上がるでしょうよ・・・。
 そういうわけで通っていないのでレッスンの評価はできません。


 ・和書

 当初は和書のスピーキング対策本を買い、独学でやろうとしたのですが、フィードバックがないので何をどう改善すればいいのかさっぱりわからない。無理だと早々に断念しました。


 そうとうありのまま書いてしまいました(笑) 必要があれば削除しますのでコメントください。




次の投稿(MBA関連):TOEFL勉強法・戦略(ライティング)


0 件のコメント:

コメントを投稿