2014年10月9日木曜日

TOEFL勉強法・戦略②(全般)

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【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般
Ⅳ.出願関連
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 ここでは、セクション別の勉強法、戦略に入る前に、当方の勉強全般を総括しておきます。


 なお、当方の推奨する勉強法や戦略は、あくまで英語にあまり慣れ親しんでこなかった純ドメ受験者を念頭に置いております。バリバリの帰国子女の方には全く当てはまらない場合があるので、予めご留意を。
 また、以降の投稿では、少しでもこのメモを有益なものにするため、当方が利用したテキストや予備校について、主観に基づいて批評を書くことがありますが、誹謗中傷を意図するものではありません。問題があれば削除するので、ご連絡ください。




■ 勉強時間の計測

 
 1,575時間。当方がTOEFLの勉強に投じた時間です。当方は、平日2時間、土日祝日7.5時間を基本とし、結婚式や職場の飲み会等でどうしても勉強できない日を加味して、一月80時間の勉強をノルマにしておりました(途中半年ほど、仕事で全くこのノルマを達成できなかった期間がありましたが・・・)。

 本来、勉強は、時間より量、量より質が重要になるわけですが、TOEFLについてはそのへんの体系だったカリキュラムが存在しない。まぁ受験者のバックグラウンドによって、必要な学習量・学習内容がまちまちなんで。ましてや、中学生レベルの英語力の当方には、何をどれだけやれば目標スコア(106点)が取れるのか、全くの手さぐりでした。

 そこで、次善の策としてとにかく毎月80時間以上勉強することを一つの指針にしたわけですね。

 とにかく神経質に時間を測りました。トイレで席を立つときはもちろん、お茶を一口飲むときもいちいちストップウォッチを止めます。そうすると、朝10時から夜19時まで9時間図書館にいても、正味6時間くらいしか勉強していないことに気づきます。で、あー家でもう一頑張りだな、となるわけで。勉強時間の計測は自分を机に向かわせるのに非常に効果的だったと思います。

 余談ですが、当時は、彼女(今の妻)とのデートは月一、それも毎回図書館で待ち合わせ、当方は黙々と勉強(先方はその辺の本を読んだり仕事をしてました)、図書館が閉まったら一緒にラーメンを食べに行って解散という酷いものでした(笑) よく我慢してくれたなと思います^^;




■勉強内容の推移

 当方は、ざっくり言えば、

1)  0~  3ヵ月目  単語
2)  4~  9ヵ月目  リーディング
3)10~18ヵ月目  リスニング主体にリーディングも少し
   ※3)のタームでは最初の6か月くらい、仕事でろくに勉強できませんでしたが…。
4)19ヵ月目          スピーキング・ライティング
5)20~21ヵ月目  リスニング主体にリーディングも少し
6)22~24ヵ月目  ひたすらリスニング

 と注力するセクションをシフトしていきました(もちろん、同じものばかりやっていると飽きるので、単語暗記に集中している1)のタームでもリーディングの問題を解いていましたし、2)以降にもちょいちょい単語帳の復習をやってました。7ヵ月目くらいでは予備校に申し込んで、4セクション同時に触れていたと思います。)。

 しかし、当方と同じ中卒レベルの英語力の人がこれからTOEFLをやる場合、

1) 単語・文法
2)ライティング(indep)・スピーキング
3)リーディング
4)リスニング主体にリーディングも少し
5)ライティング(integ)
6)リスニング主体にリーディングも少し
7)ひたすらリスニング
 

 
 というステップを推奨します。文法学習を取り入れるのと、もっと早い段階でライティング(indep)・スピーキングに手を付けるんですね。それはなぜか。


*文法

 分詞構文って何?同格のthatって何?制限用法・非制限用法って何?過去完了?(過去に完了もクソもないでしょ?)原形不定詞?名詞の形容詞的用法?という中学生レベルの文法力(「分詞構文」といった文法用語すら知らなかったので、インターネットで調べることすら困難という惨状です)でも、単語さえ押さえれば、あとはForestでなんとなく調べたり、予備校講師に聞いたり、英語の得意な友人に飯をおごりながら教えを乞うたりして、TOEFLを戦えないことはなかったです。

 しかし、意味不明な構文に出会う都度、自分で調べたり誰かに聞くという対応を取ったのは、振り返ってみればやはり非効率だったと思います。そしてなにより、GMATを戦う上で文法学習は必須。結局TOEFLの勉強終了後に、大学入試英文法のナビゲーター英文解釈教室を潰しました。どの道GMATを受けるという方には特に言えますが、TOEFL学習の初期段階で高校で習う文法をおさらいしておいた方が効率的でしょう。当方の文法力は極端なケースですが、真っ当に大学を出ている受験生でも、GMAT勉強段階で上記のような文法テキストを潰すところから始めている人は多いです。



*ライティング(indep)・スピーキング

 真面目にアウトプット力向上を目指して頑張ってる方には、こんなこと言うと怒られてしまいますが、点数を取るだけならライティング(indep)・スピーキングは、英語力不要の暗記とテクニックで対応できる部分があります。それ故に費用対効果が高い。
 

 ライティング(indep)については、騙されたと思ってイフ外語学院に1回通学して、フォーマットをもらってきてください。しっかり覚えて毎回500単語書けるようになれば、Goodが容易に取れます。スピーキングも、task1・2はイフ外語学院でもらえるフォーマットが喋るネタとして使えるほか(task3・4・5・6のフォーマットはあまりお勧めしません)、リスニングのダミー問題中にスピーキング原稿を書き上げる戦い方を早い段階から定着させ、task1・2を(できればtask5も)単なる音読問題化させられれば、無用なアドリブ訓練に時間とお金を割くこともないはずです。

 スピーキングtask3・4・5・6は、もちろんリスニング力を要するのですが、それでもフォーマットのチカラは大きいです。こちらのブログの戦い方を相当失敬させていただきました。

 誤解のないように補足しますと、スピーキングの費用対効果が高いのは、20~23点を狙う限りにおいてです。採点方法を知ればわかるのですが、TOEFLスピーキングの23点と24点では全くハードルが異なるので、初めから20~23点が当方の目標でした。

 ライティング・スピーキングの戦略については追い追い詳述します。
 



*その他

 よく予備校などで言われる一般論としては、TOEFLのライティング・スピーキングはそれぞれ半分以上リスニングを要する問題なので、リスニングの学習が最も重要とされています。
 それはそれで正しく、4セクションの学習の中で純ドメが最も時間を投じるべきはリスニングなんですが、そもそも読めないものが聞けるはずない。TOEFLのリスニング原稿はリーディングに比べて平易ですが、それでもある程度のリーディング力がないと始まりません。先にリーディングから手を付けて、徐々にリスニング対策の時間を増やすのがセオリーだと思います。

 また、ライティング(integ)のリスニングパートは、リスニングセクションのリスニングより聞き取り自体は平易です。まして、ライティング(integ)では事前に関連トピックのリーディングを読むので、場合によっては聞く前から内容の推測がつくこともあります。従って、リスニングセクションが19点くらいの段階でも、一度ライティング(integ)の対策を行って戦い方を定着させておくと、費用対効果が高いと思います。


 

 
 

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